不登校の子が突然行く?実際に突然行き出した私の当時の心の中

こんにちは、元不登校時のチェナです!私は、高校生1年生の頃、不登校になってしまい、11月頃まで学校に行っていませんでした。実際に学校を辞める一歩手前でしたが、そこから復帰して早稲田大学に現役合格!現在ご自身や大切な方が不登校に悩む方の少しでもお役に立てればと、私の体験談を共有させていただいています。今までの投稿は全てこちらからご覧いただけます!

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不登校の子が突然学校に行くことはある?

タイトルにもさせていただいた不登校の子が突然学校に行くことについてですが、実際に私が不登校から復帰したのはこのパターン。私自身や、先生方、親でさえ諦めかけていたので、いきなり「今日学校に行く」と言った時は、両親は当然喜んでいましたが、驚いてもいました。なぜ私がいきなり学校に行き出したのか?当時の私の心の中はどのようになっていたのか?それを共有することで、少しでも不登校に悩む方の参考になれれば幸いです!

不登校が突然学校に行くまで|絶望的だった当時

以前のブログでも言及したのですが、私は1学期の後半は、ほぼ授業に参加せずに保健室登校になっていました。夏休みの部活動には参加していたのですが、問題は二学期が始まってからでした。

新学期になればリセットして学校にも普通に通えるようになる、と親も私も希望を抱いていたのですが、新学期になったからと言って急に友達が出来たり、勉強が出来るようになるわけがありません。最初の日だけ行って、また次の日から不登校生活に戻ってしまいました。

9月の中旬ごろに部活動の大会があり、そこまでは保健室登校、部活は行く、という生活をしていました。大会が終わると先生方も流石に部活動だけ参加を長い間許可し続けるわけにもいきません。これからどうするかという具体的な話を私にし始めたのですが、その頃には私は9割ほど諦めていました。今更学校に通うことなんてできない、学校を辞めた後にどうするかわからないけど、とにかく辞めたい。と思っていました。そんな私の姿を見て、両親は学校を辞めた後のことを真剣に考え始め、専門学校の資料を取り寄せてくれるようになりました。また、スクールカウンセリングにも行きましたが、私自身の心の内側や不登校の状況についてカウンセラーの方と話すうちにどんどん気分は落ち込んでいき、カウンセリングが終わる度に余計に気分が下がる私をみて、両親はカウンセリングは途中で辞めさせました。

不登校が突然学校に行く!と決めた当時の心の中

次第に学校に行く頻度は減って、10月には月1-2回頑張って保健室登校、部活すら行かないようになってしまいました。自分の部屋に1日中閉じこもっていたので、生活リズムも完全に乱れていたので、夜中2-3時、家族も寝ている時にふと自分の状況について考えるような時間がありました。

先生も親も私は学校を辞めるのだろう、と思い始めていて、それを私自身も感じていた11月前半のことでした。学校を辞めたいと思ってはいたものの、その先についてしっかり考えていなかったので、これからどうしよう?何がやりたいんだろう?何をするべきなんだろう?とベッドの中で考え始めました。そんな時に、高校を決める決断をした時のことをふと思い出しました。

あの時は、自分の今やりたいことよりも、将来を見据えて決断をした。それなのに、入学したら誰でもない自分のせいで、勉強をするどころが学校にすら行かなくなってしまった。結局は、どんな選択をするよりも、選択をした先で自分がどうするかが大切なんだろうな。それならば、今現在私がやりたいと思うことを優先しよう。先のことはわからないけど、やりたいと思うことをやって、それが正解だったと思えるように選択した先で自分なりに努力をしよう

そのように考えたのです。「私が今やりたいことは何だろう?」そこで目を閉じて、出来るだけ頭を空っぽにして自分に問うた時に、真っ先に浮かんできたのが、これでした。

私に居場所を作ってくれた部活を頑張りたい。勉強をやり直して、大学進学を目指したい。

こうして私は突然学校に行き出した

その時に、すーっと涙が落ちました。何度も、この学校に来なければよかった、と自分の選択を後悔し続けてきました。学校にも行かなくなったし部活さえも行かなくなってしまったからもうダメだ、と思い続けていましたが、本当はやり直したかったんだ、ということに気付きました。周りの目が気になり、学校に行けば可哀想な人扱いをされることが耐えられずもう私はこの学校でやっていけない、と追い詰めていました。でも、本当はここで頑張りたいんだ、という自分の声を初めて自分で認識をしました。学校にもう一度行くことが私のやりたいことなのであれば、親や先生は応援してくれる、後は私が勇気を出すだけだ。そう思った私は次の日に母に、今日は学校に行く、もう一度頑張る、と告げました。母は喜んでくれて、学校に私を送ってくれ、その後、先生方とも話しました。授業によっては出席日数がすでに問題となっているので、学年終わりに赤表(学期ごとに行われる2回のテストでどちらとも赤点をとること)を取ってしまった人たちと一緒に、進級するためのテストを受けなければいけないが、それに受かれば進級もできるので、頑張りなさい、と言ってくれました。それからは、いきなり毎日、というわけには行きませんでしたが、少しずつ学校に復帰、部活にも行くようになりました。部活の人たちが、「おかえり!」と優しく迎え入れてくれたこと、今でも忘れません。

まとめ

以上が、不登校だった私が突然学校に行くまでのについての話でした。結局のところ私の場合は自分の思考で自分自身を追い詰めていったことが不登校になったきっかけだったので、自分の内面とひたすら向き合うこと、その上で自分の納得のいく決断をすることが解決策だったのだと思います。もし、今私は何がやりたいのか?という問いかけに対しての答えが、やっぱり退学することであれば、そうしていたのだと思います。

自分と向き合う?そんなこと?と思うかもしれませんが、不登校になるきっかけも、不登校から脱出をするきっかけも、「そんなこと」だったりします。勿論、理由が人それぞれ違うので、全員が自分の内面と向き合うことが解決策ではありません。むしろ、環境が原因の場合はその環境を変えることが解決策になるので、まずは不登校になってしまった根本的な原因を探る、それに対してアプローチする、ということが不登校から抜け出すきっかけになるのだと思います。

さて、私はこうして学校に突然行く!と決めたわけですが、その後から毎日元気に学校に行き出したのかというと、そんなことはありません。そこから学校生活に復帰するのにはまた少し時間がかかったのです。いきなり毎日学校に通うことは当然出来なかったし、やっぱり行かない!と言い出すような日もありました。次回の記事では、不登校からの回復期、そして、少しお話した進級テストについて、詳しく書かせていただきます。今までの投稿は、全て1番下の「関連記事」からご覧いただけます!(「この記事を書いた人」の下にあります。)

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